漫画 『3月のライオン』 10巻
![]() 3月のライオン 10巻 |
いつのまにやら発売していて、慌てて読みました。
久しぶりに絵でも描こうと零ちゃんを。
10巻は話が大きく動いて、川本家の暗い部分がとうとう明るみに出た。
一人で孤独の中を戦ってきた零がやっと『川本家』という自分が頼ったり頼られる居場所を見つけた。
それでも学校では、相変わらず先生と屋上で昼ご飯を食べる零。
クラスの仲間たちと打ち解けて一緒にランチタイムという展開にしないところが、
現実的な表現だなと思う。
人はそんなに劇的には変われないし、根っこは揺るがない。
ただ自分も気づかないうちに少しだけ変わっているー
自分も一人を強く感じたことがあるから、共感しながら毎回読んでしまう。
この主人公ほど努力家でもないし、強くもないけど
前よりは他人に対して関わって行こうという気持ちが生まれてきたなあとふと思う。
あと、サブストーリーなのか、幸田妻の話がすごく心に残った。
自分も愛したかったけど、なんでうまく愛せないのか。
自分の子供はなぜこんな風に育ってくれなかったのか。
幸田妻の複雑な葛藤をモノローグでぐいぐい読ませる。
漫画なのか小説なのか錯覚するほど。
やっぱり羽海野チカという漫画家はモンスターである。
映画『紙の月』 これは女が怖いと思うための映画ではない。
11月はバタバタと過ぎていきました。
沢山インプットするものはあって、アウトプットができてない感じです。
さて、公開して2週間ほど経ったでしょうか『紙の月』
あらすじは、どこにでもいるような主婦(子供いない・銀行の契約社員)が、
大学生の青年と恋に落ち、横領事件を引き起こす・・・といった内容。
宮沢りえの時点でちょっと主婦の雰囲気は厳しいかなと思ったんですが、
子供のいない2人暮らしの夫婦という設定だと案外しっくりきた。
何はともあれ、バレるのが分かっている映画って心臓に悪い。
自分は正真正銘のビビリなので、耐え切れず、途中で帰りたくなってしまう。
ただ後半、小林聡美演ずる隅より子(銀行のベテラン職員)の存在がカギとなって、観客に唯一救いを与えてくれる。
銀行の金に手を付けていると気づいた隅は、主人公に何とか大事になる前にこっちの世界(日常)へ戻そうとする。
その時にはもう把握できないほどの金額を横領していた主人公。
『紙の月』を観ていて率直に思ったのは、女はやっぱり怖いとかそういう事より、
純粋な人が強烈な意思を持った時の恐ろしさだ。
―困っている人のためにお金を使う―
立派な大義である、しかしその理想を実現したいがために、主人公は他人のお金に手をつける。
私は最後まで観て、きっと主人公は横領したことについて「悪いこと」とは認識しているが、「罪悪感」はもっていないだろうと感じた。
なぜなら彼女の大義の方がずっとずっと彼女にとって大事なことで善いことだから。
ちょっと私の感想はこの映画のテーマと外れてしまっている気がしますが、
もう一回見に行って違う視点から考察してみるのも面白そうです。
ひとり旅、27歳、女子。 鹿児島にて③
ひとり旅の良い所は、自由に行き先を決められること、どうやって目的の場所に行くか選べることだと思う。
今回は、車を選んでよかった。
自分の運転は不安だったが、鹿児島の道はよく整備されているし、市内を除けば赤信号が少なく感じた。
春山町のNuffから鹿児島ICへ向かい栗野ICで降りる。
Nuffから大体2時間程運転し、霧島アートの森に着いたのは15時頃。
さっそく草間彌生『シャングリラの華』がお出迎え。
草間彌生『シャングリラの華』 |
霧島アートの森 |
楽しみにしていた展示『横尾忠則の地底旅行』。
しかし、慣れない長時間の運転と早起きでヘトヘト。
館内のカフェテリアでコーヒーを飲む。
疲れた体に、コーヒーが染み渡る。
ここのコーヒーがなんだかすごく美味しくて、
疲れているからなのか、コーヒー豆なのか、店員さんの淹れ方が上手なのか。。。
どちらにしても、ありがたかった。
回復して、展示を鑑賞する。
横尾忠則はグラフィックデザインのイメージが強かったけど、芸術作品として改めてみるとその独特な色使いからエネルギーの強さを感じる。
そして何といっても構図が、すごい。ストーリーを表現するためのものなのか、枠の外までその絵の世界を想像できる。
一番心惹かれたのは、Y字路シリーズ。
チラシの作品『如何に生きるか』が突き刺さってくる感じだった。
ここ数年の自分の心理状況と観る作品がリンクするからかもしれない。
この日は、霧島温泉郷さくらさくら温泉へ泊まることに。
4日目 霧島→帰路
前日に泊まった、さくらさくら温泉の湯は湯の華が咲いて気持ちよかった。
本当に肌がしっとりしているので驚いた。アトピー気味な自分の肌もツルツルに。
最終日ということもあり、早めにチェックアウトして霧島神宮に向かう。
9時前だったので鳥居前のお店はほとんど閉まっていて静かだった。
蒸氣屋さんが開いていたので、覗いてみると焼きどーなつのいい匂い。
朝ごはん食べていなかったので、焼き立てを一つ買って頬張る。
甘くなくて、ふわふわで美味しい。しあわせ。
境内に行くと、団体客が既に参拝していて賑わっていた。
周りが緑に覆われていて、中央には豪華な社。心が落ち着く。
向かって右側には樹齢800年のご神木。パワースポットらしく、皆手を翳したり、祈ったりしていた。私も、無意味に周りをぐるぐる。
少しは、パワーをいただけただろうか。
締めにおみくじを引き、記念に御朱印帳を買い、御朱印を押してもらった。
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恋みくじ |
![]() 霧島神宮オリジナル御朱印帳 |
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御朱印 |
ひとり旅、27歳、女子。 鹿児島にて②
つづき。3日目 指宿→知覧→春山町→霧島
昨日までなんだかのんびりしてた為、周りたい所が全然周れていないじゃんか!
と遅ればせながらに気づいた自分。
朝は早めに起きて、出発することに。
しかし、怠い。旅行だというのに。
原因は分かっている。
初日に泊まったホテルの漫画貸出サービスで『BASARA』を明け方まで読んだ。
(内容もちょうど九州、鹿児島あたりを舞台に描いている)
なんというトラップ。。。まあ、ひとり旅の醍醐味ということでよしとしよう。
今日のメインは霧島アートの森。
宿のご主人に行き方を相談すると、指宿から、開聞岳と長崎鼻を望む道があると教えてくれた。
『知覧には絶対に行ったほうがいいよ』
と言われ、急きょ知覧特攻平和会館に立ち寄ることに決めた。
正直な気持ち、気が進まなかった。
ひめゆりの塔や広島の原爆ドームも行ったことはあるけれど、内容の悲惨さに
立っていられなくなってしまった。
目を背けてはいけないと思うけど、やっぱり怖い。
でも今回は、何となく見て帰らないといけない気がした。
それは、おじいちゃんの弟が特攻隊で亡くなっているから、もしかしたらここに名前が刻まれているかもしれないと。
感想。
行ってよかったと思う。想像と現実は違う。実際目にしてみないと、本当のことなんて分からないんだ。
探していた名前はなかったけど、特攻隊の方々の手紙には私たちが忘れていけない、美しい精神や慈愛があった。
ただ、やっぱり戦争は人の未来を破壊してしまう行為なんだと改めて考えさせられた。
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NuffCraft |
知覧を後にして、春山町のNuffへ向かう。
店内は広くて、鹿児島の伝統工芸品や、アウトドアグッズなどライフスタイルの提案をコンセプトに品揃えしている。
置いてあるものはバラエティに富んでいて見てても飽きない。
手仕事系のものが好きなら尚更だ。
ふと目に入って一目ぼれした櫛。旅の記念に購入。
木箱に入れてくれるので何か嬉しい。サイズはSとM。目が粗いものと細いものがある。
※ちなみに↓はSで目が粗いもの。
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薩摩つげ櫛 |
お昼はNuffの隣にあるカフェ『MATHERubaCafe』にて。
ここの、チキンバーガーが、非常に美味でした。
高台にあるので、景色を眺めながらゆっくり。
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出水鶏のチキンバーガー |
(⇒③へ続く)
ひとり旅、27歳、女子。 鹿児島にて①
表題の通り、ひとり旅に行ってきました。ちょうど大学生のハタチ頃に初めて一人で行ったのが京都だった。
それから毎年恒例のイベントになってきて行かないと年が越せねえ!と
そんなこんなで7年目はどこに行こうか、
「そうだ、鹿児島に行こう。」
・・・という事で3泊4日の旅に出ました。
今回使ったのはジェットスターの宿泊パック
成田発往復チケット+1泊付しめて2万円なり。
1日目 夕方着→天文館へ
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豚とろラーメン天文館本店 |
小腹が減ったので豚とろラーメンを食す。
これが本当に美味しかった!今まで食べたラーメンで一番好きだ。
上にのってる焦がしねぎ?とチャーシューが絶品。
いつもスープ飲まないけどつい飲んでしまった。ごちそうさまです。
2日目 桜島→指宿温泉
今回、南薩摩をドライブしたい欲求に駆られレンタカーを借りました。
去年までペーパーだったけど、ここ1年で少しは乗れるようになったから
チャレンジしてみることに。
桜島、日中は日差しが強く、気温も上がってきたので全然動けず。
9時ごろ向かったけど周辺を散策して戻る。
ゆっくり走ったり、自転車に乗って一周したら気持ちよさそう。
桜島 |
鹿児島は道が広くて走りやすい。国道沿いをずーっと真っ直ぐ南下。
せっかくiPodに曲仕込んできたけど、オーディオとのつなぎ方が分からず、
結局、カーラジオで我慢。。
少し寄り道しながら2時間ほどで指宿到着。
念願の砂むし。ドキドキ。
平日なのに観光客で賑わう。一人なので隅っこの方に案内してもらい。
砂に埋めらるる。
熱いと聞いてたけどぬるくてじんわりとしてて、、言葉に表せない感覚。
でも何か気持ちいい。。その時頭の中でエヴァの魂のルフランがずっと流れていた。
キザっぽく言えば大地に還るって感じだろうか。
キザっぽく言えば大地に還るって感じだろうか。
顔に潮風と耳に波の音が聞えてきて、贅沢で至福の時間でした。
そして温泉の後は、宿の女将さんに勧められて、開聞岳の夕焼けを見にドライブ。
富士山の方が大きいし、有名だけど、開聞岳だって負けてないくらい綺麗だった。
(⇒②へ続く)
開聞岳 |
企画展「美術の冒険 国立国際美術館コレクション展」@茨城県近代美術館
最終日。
今回の展示、近現代の作品をおいしいトコロをつまみ食いする形で
バラエティ豊かな作品たちと出会うことができました。
モナリザに髭のマルセル・デュシャンの作品「L.H.O.O.Q.」初めて見るとやはり、
書いてある。髭が。。いや、本当にアートって何だろう。
ああ、でもみんな立ち止まってくすっと笑っている。こ、こういうことなのか・・・?(笑)
そして、一番気に入ったのが、アラヤー・ラートチャムルーンスックの作品。
The Two Planets Series by Araya Rasdjarmrearnsook-15 Mar to 29 Apr 2012 @ Museum Siam - LA FETE - French Thai Cultural Festival from LA FETE on Vimeo.
二つの惑星シリーズ。
ミレーの落穂拾いをタイの農家の奥様方(推測)が鑑賞している映像作品。
こう、ぱっと見ただけでもシュール。
彼女たちの顔は見えない。絵を見てぼそりぼそりと其々の印象が出てくる。
そして、そのうち名画を観ながらも自分たちの世間話を始める。例えばダンスパーティなんかの話を。
自分たち以外見ている人がいなかったので、ツボに入ったところはついつい笑ってしまった。
名画を前にどうでもいい話をしている。
でも、中には私たちみたいに手が荒れているのかな?みたいな一言があって、
ああ、こういう見方もあるのかと。
現代アートってわけわからないと言われることが多いけど、正解を求めてない。
観る人の自由ってことでいいんじゃないかと、今回の展示を通して思いました。
他の作品も観てみたいなあ
映画 『プロミストランド』 感想 @新宿武蔵野館
久々の更新。
さて、ちょうど先週ガス・ヴァンサント監督『プロミストランド』が上映開始したので、観てきました。
テーマが、アメリカで直面している「シェールガス」をめぐる社会問題。とまあ硬い。
難しそうなテーマなだけに?眼鏡率+中高年の方々が多かった。。(笑)
とっつきにくさはあるけれど、実際は、脚本がすごく作り込まれていて、
人間模様を通してこの問題の明暗を表現している。
内容としては、ある田舎町にエネルギー開発会社の営業としてマット・デイモン演ずる主人公が採掘権を交渉しにやってくる。
簡単に契約を結べるかと思いきや、、環境団体の青年、地元の博識者、等々壁が立ちはだかる・・・という話。
この映画のすごいところは、絶妙なバランスでそれぞれの立場の良い所と悪い所を抽出し、観客に「あなただったらどうする?」と問いかけてくる事だ。
それぞれの人間に守るものがある。事情を抱えている。そして生きていくためには
何を決断するか。どう行動するか。
前述したように、社会問題がテーマに挙げられてはいるけれども、
それに加えて、人生の中で大事なものは何なのか、考えさせられる映画でもあった。
お金、信条、家族、伝統、自然
結局他人(会社)に人生を預けてはいけないということです。
ROCK'IN JAPAN2014 報告
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8月2日@グラスステージ |
![]() |
湊やのハム焼きと酒 |
★追記:3枚目のメロンソーダは、揉んでから食べるのが上手く食べるコツだそうです!今週食べる方は参考にしてください!
本: 橋本治 『恋愛論』 恋愛なんてものはない
雷が来そうな空です。
休みというのに、特に予定もなく、
プールでひと泳ぎして帰ってきました。
小学生と同じスケジュール。。。
さてさて、先日買った橋本治の「恋愛論」。読み終えました。
元々1986年に講談社から発刊されているもの。
『若い時にも泣いたけど、いまでもやっぱり泣いてしまう。』
内容は主に講演で語ったことの書き起こし、ちょっとしたエッセイやら、漫画やら、
あとがきが3つも(!)収録されている笑。
論がつくので方法論的なものなのかと思ってしまったわけですが、
予想を裏切り、自身の青春時代の思い出、初恋をひたすら赤裸々に語るのです。
こちらが赤面してしまうくらいに。。
それだけではなく、要所要所でラディカルなその思考に惹きつけられます。
出版された当時は80年代ですが、現代の私たちが抱えている悩みに応えてくれています。
この本の中でも語られるように、今まで、自分も恋愛していない自分、できない自分は欠陥品なんだと頭の片隅で思い込んでたんです。
そんなことで悩んだことがないという人もいるかもしれません。
私がいつもつまずくのは、すでに結婚した先輩方々から、「20代のうちにいい人見つけとかないと売れ残る」という事を呪いの言葉のように受け取ってきたことで、
「いい人」をそもそも感知できない自分、客観的に「いい人」がいたとしても、
恋愛感情が湧かない自分にほとほと嫌気がさしていました。
でも、橋本氏は言い切ります。
「それは恋愛する理由がないからだと、別に今恋愛しなくてもいい人」だと。
そうだ、そうなんだよ。
ほんとうは、それだけで良いはずなのに、私たちは「恋愛をするべきだ」という社会の
流れに戸惑い、自信を無くしていくのです。
きっと、ただ独り身、恋愛をしていないというだけで肩身狭い思いをしている人って多いはずなんだけど、それを声にだして「助けて」とは叫べない。
Twitterで叫んだらネタにされ、Facebookでは皆憐れみの「いいね」を押してくれるかもしれない・・・けど
この本で「自分はこれでいいんだ!」というスタンスを獲得していただけれるのではないかと思います。まさに、Let it Go です。
【番外編】台湾おみやげ編
おみやげ編です。
覚えている限り、値段と買った場所を書いていきます。
【雑貨系】
*靴(200元) 中山地下街靴屋さん
*雑誌(100元) 誠品書店(セブンイレブンにも売ってました。)
*小銭入れ(一個180元くらい) 中山の雑貨屋さん
*タンクトップ(350元くらい) 中山のG-loveという服屋
*帆布バッジ(一個80元) 迪化街の印花楽という布製雑貨を取り扱う雑貨屋さん
【食べ物系】
*台湾ビール(30元くらい) セブンイレブン。スーパーだともう少し安い
*王子麺(50元くらい)
*凍頂ウーロン茶・水出し甜茶(100元~150元くらい) 頂好(スーパー)
*パイナップルケーキ(24個入り300元) 李製餅家
*度小月の肉ソースの缶詰(150元) 度小月擔仔麺
上記以外にもからすみなど買ったりしましたが、
お土産の講評をさせていただくと、一番反応が良かったのが『台湾ビール』!
税関が怖くてパイナップルとマンゴーの2本しか持ち帰って来れなかったけど、
友人に渡したところ、アルコール度数が低めなこともあり大好評でした。
荷物に余裕があるかたは持ち込める範囲内で。おすすめです。
あと、『李製』のパイナップルケーキも素朴な味でとても美味。
自分でも上記の烏龍茶入れてバクバク食べてしまった。
雑貨では、小銭入れがお気に入り。自分用で一個買ってみたら、
意外と使いやすい。
柄も可愛いので、見つけたら買ってみてください。
場所が、、、日立冷機のネオンが見えるあの通りです。(うろ覚え)
台北へことりっぷ③―3泊4日の女子旅―
遅ればせながら台北旅行の最終日。
前の日の疲れは足裏マッサージで奇跡的に回復。
あの痛みを我慢したからこその今って感じで動き出す。
最終日は本屋巡り。
誠品書店(敦南店)へ行き、最新のカルチャーチェック?してきました。
『小日子』という雑誌(100元)を購入。
内容は台湾の色んな書店が紹介されていて、見ているだけで行きたくなる、
写真や地図などセンスがきらりと光ります。
さてその後は、世界で最も美しい本屋さんベスト20にも選ばれた『好様本事』へ。
忠孝敦化駅で降りてウロウロ。
周辺は若者が多く、
原宿のキャットストリートに似ている。
そして、迷う。
ウロウロしていると、緑に囲まれて赤い扉が目に入ってきた。
中はアンティークの雑貨と珍しい本が並べられている。
ライフスタイルの本から妖怪図鑑まで、サブカルに富んだ
本たち。
少し残念だったのは、日本の本や雑貨が多く取り扱われていたので、
台湾っぽさを求めていくとちょっと違うのかなと。
店を出ると、ひと休みしたくなり
少し歩いたところにある、『Barista Training Centre』へ。
内装がシックな感じでジャズが流れる店内。静かで落ち着く。
そして、一番感動したのはカフェラテの美味しさはもちろん、この『レモンケーキ』が
絶品。今まで食べたケーキの中で一番好きかもしれない。
本当にまた食べに行きたい。。。
ただ、結構出てくるのに時間がかかる(笑)
でもおいしいから良い。
台北へことりっぷ②―3泊4日の女子旅―
一週空けて続きです。
2日目は定番の小籠包、鼎泰豐(ディンタイフォン)へ!
実は東京で二子玉、日本橋、池袋店に行ったことがあり、
やっと・・・念願の本店。
30分くらい待って入れました。
以下、注文したもの
■小籠包
■空芯菜
■海老のピリ辛水餃子
■もち米入りシュウマイ
やっぱり、本場はおいしい!そして安い!
小籠包何個食べても飽きない。不思議。
そして、腹ごなしに「四四南村」まで散策に。
四四南村 |
台北101と対照的なこのレトロ感。
たまんないです。
毎週日曜日には屋外でバザーが開かれているらしい。
お洒落な雑貨がそろう「好、丘」
奥にはベーグルが食べられるカフェが。
そんでもってこの旅一番の遠出?『猫空』へ。
ロープウェー30分。
何のアトラクションかっつーくらい怖い。
「足元クリスタル仕様」と「普通」のゴンドラが選べたのだけど、
心からクリスタルにしなくて良かった。
高所恐怖症の人は要注意でございます。
それもつかの間の辛抱。
さまざまな難所を乗り越えて、、たどり着いた猫空に奇跡が
虹 |
夕焼け |
なんか、この景色見れただけでも幸せだなあと思います。
帰る時間もあったのであまり長居はできなかったけれど
これから猫空行く方、夕方おすすめですよ。
カップルの方なんてドキドキしっぱなしですよ。ほんとに。
ただ、1日歩きっぱなしだった為、足がパンパンに...
帰りに足裏マッサージでHP回復して3日目へ突入しました。
つづく
台北へことりっぷ①―3泊4日の女子旅―
持って行ったのはララチッタです。はい。
この梅雨の時期に初LCCに乗って行ってきました。
ここ最近かのサブカル女子向け雑誌『Rora』や、
ハイクラス女子向け雑誌『Frau』などでも特集が組まれています。
台湾は前々から気になっていて、台湾料理が好きなのはもちろん、
レトロ建造物が点在しているところに心惹かれていたわけです。
今回は個人手配で、スクート航空で行きました。3時間半なので寝てれば着きます。
オプションで預け荷物15キロは付けましたが、手荷物7キロまで持ち込めるので、
身軽に行こうと思えば行けそう。
さて、ここから旅行の備忘録を書いていこうと思います。
これから台湾行く方の参考になれば。。。
ちなみに同行者は英語話せる小洒落た女子。心強い。
【1日目】
飛行機が遅れた影響で16時頃桃園空港に着いた。
空港から台北駅へ高速バス。約40分くらい。(125元)
予約していた中山にあるDandyHotelへチェックイン。
部屋は広くてスマートなデザインで、落ち着く。
ひとまず腹ごしらえと街の地理に慣れるため、散歩がてら寧夏路夜市へ。
この夜市は大きくなく、歩きやすかった。
屋台で揚げた甘じょっぱいドーナッツみたいなものを食す。
皆さん20個とか余裕で買っていく。すごい。
おいしかったけど一つでおなか一杯。
その後、夜市横の「客家放山鶏荘」というお店で空芯菜と蛤汁を。
※名物は鳥料理みたいですが、鳥皮がダメなので断念。。。
結構腹が弱いので、蛤食べるのに抵抗があったけれど、
これが、んまい!
生姜と蛤のだしがあっさりしてて優しい味。
それにしてもこの時点で夕飯150元くらい。や、、安い。
その後、大好物のタピオカミルクティーを飲んで
早めに切り上げて明日に備えることに。。。
つづく
オキーフと三春~茨城・日立カフェ~
先日、良く晴れた日に足をのばして日立周辺へドライブ。
そして、この『オキーフと三春』へやってきた。
元々老舗料亭で、2013年にカフェが始動したようです。
店舗に入ると落ち着いた和の空間が広がる。
案内していただいた方(女将さん?)も気さくに話かけてくれる。
座敷でホットコーヒーとガトーショコラをいただきました。
肝心の写真を取り忘れました・・・
が、
このガトーショコラが甘すぎず、
しっとりとしていて、とても美味でした。
しかも大き目にカットしてあるのでさらに満足。
一人で来ているお客さんも見えて、
ゆっくり読書できそうです。
※不定休なので、facebookで詳しい営業日等を確認してから
出かけることをおすすめします!
青空クラフト市へ行ってきました。
4月とは思えない肌寒さの中、ふらふらと立ち寄ってきました。
11時だとまだ準備中のお店もあって全ては見れなかったけど、
木工ピアスをゲット。
お店の名前を忘れてしまったけど、珍しいのと形がきれいでひとめぼれ。
SWEET JOKERS CAFEのワゴンが出てたので、カフェラテを飲みながらホットドッグを食す。
ものつくりしてる人はきらきらしてて
自分も頑張らなければという気にさせられる。
自分も頑張らなければという気にさせられる。
明日まで開催しているのでぜひ足を運んでみてはいかがでしょう?
本 『嵐のピクニック』 @文芸フェス
今更感満載ですが、3月1日(土)に実施された『短編小説で学ぶ失恋入門』というトークイベントに参加してきました。
プログラムは分けられ、一幕は小野正嗣×本谷有希子×エトガル・ケレット。
二幕は都甲幸治×江國香織×ジュノ・デュアス。
全体としては二幕の方が盛り上がりがあって楽しかった。
都甲さんの仕切りが軽快でジュノさんの翻訳を担当されているからか
二人の間には関係の良さがうかがえた。
さて、私が今回イベントに参加した最大の目的は本谷有希子さんで。
ファンになったきっかけというのも、京都のガケ書房で『イママン』という本谷さんのラジオを収録した本を手に取って、あ、このひと面白いなあと思って小説に向かっていったのである。
檀上では短編小説の創作について「手放していく作業」「自由になっていくこと」という
話をしていて、この後嵐のピクニックを読んだら言っていることが少しだけ理解できた気がする。
今までの作品は一人の人間に対して内に内に潜って行ってぐちゃぐちゃにかき乱すようなイメージだったけど、今回の嵐のピクニックはどこか日常社会にコミットしている、色んな感触が味わえる作品ばかりだ。
文芸フェスでは、作中から「哀しみのウェイトトレーニー」の朗読を本人の声で聴くことができました。
本谷さんはどこか甘やかで耳に残る独特な声で
最後が「可愛いヨークシャテリア。」で終わるんですが、それがずっと残っていて
また朗読聞きたいなあと思うくらい良かったです。
サインと握手までしてもらい、
なんだか贅沢な時間を過ごしました。
『哀しみのウェイトトレーニー』、続きがあったら読みたいなあ。。
短編だけど。
森アーツセンターギャラリー『テート美術館の至宝 ラファエル前派展』
森アーツセンターギャラリー『ラファエル前派展』
先週に引き続き雪。雪。雪。
茨城では昨夜から暴風雨で木がしなっている。
今日は家で大人しくゴロゴロ。
さて、先週は『ラファエル前派展』に行ってきました。
雪の中の六本木は人も疎らで、ゆっくり鑑賞。
ラファエル前派は、
19世紀中頃に活躍したダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ホルマン・ハント、ジョン・エヴァレット・ミレイという3人の画家が中心となって結成されたグループ。
ミーハーな私はミレイのオフィーリアしか知らなかったけれど、(恥ずかしいですが)
他の作品を知らなくても寓話や聖書が元になった作品ばかりなので
絵を見ながらストーリーを感じることができて楽しむことができた。
ちょっとお堅い展示かな~という印象を持っている方も、心配なかれ。
画家同士の人間関係や、モデルとなった女性たちとの恋愛関係まで詳しく解説されているブースがあり、ここからこの作品がうまれたのかとより親近感が湧く構成となっている。
そして、肝心のオフィーリアはというと、本で見たものより大きく、発色が綺麗で吸引力がありました。
ずっとずーっとみていたくなる。
なんといっても絶望からか生を諦めたような表情。
何か故郷の歌でも謳っているような口元。
自然の生き生きとした表現がオフィーリアの不気味な美しさを際立たせている。
ほかに惹きこまれたのは、順路の最後の方で現れるロセッティの妻シダルをモデルにした『ベアタ・ベアトリクス』。
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1863年『ベアタ・ベアトリクス』 |
手の近くに落ちているのは芥子の花。
全体的にぼんやりと霞んでいて「死」を彷彿とさせる。
この絵を描いた時、シダルはこの世を去った後。
ロセッティは何を想って描いたのか。
■会期 2014年1月25日(土)~4月6日(日)※会期中無休
■場所 森アーツセンターギャラリー
■会館時間 10:00~20:00
※2月の火曜日は17:00まで
※入館は閉館30分前まで
本:柚木麻子 『伊藤くんAtoE』 伊藤くんのようなぼんやりとした野心家
『伊藤くんAtoE』去年直木賞候補の作品。
柚木さんといえば「ランチのアッコちゃん」というイメージですが。
いやいや侮れない『伊藤くん~』は初め装丁が好きで読み始めたら、
この熱をもった世界にどっぷり浸かってしまった。
伊藤くんは細身で色白な今時のイケメン。
マッキントッシュのトレンチコートという表現でピンときた。
千葉の金持ちの息子で、シナリオライターの夢を目指しながら
親戚の予備校でアルバイト。
(私の中でZOZOTOWNの住人にいそうな伊藤と仮定する。)
そんな、ふわふわと夢見がちな彼に5人の女性(AtoE)が巻き込まれ、翻弄され
物語は進んでいく。
GINGERという女性誌の連載されていたのもあって
女性のほうが共感する部分も多いと思う。
でも、男性が読んでもとても面白く読める作品だ。
目にする機会が多くなったのは社会人になってからだろうか。
批評だけは立派だけど終始傍観者。
セミナーや、ワークショップに参加して人脈を確保している(と思い込んでいる)人。
私もですが。あ、これ私の話?くらい伊藤側の人間だけれど。
でも、だいぶ前に安全な場所で人を評価したり選別したりするロクでもない自分に気づいてしまった。
自分を客観視できていると思い込んでいたけど、あやふやな思考で考えたフリをしていただけ。
この物語に出てくる女性はどこかで伊藤くんに惹かれている。
自分たちが持ってないものや、諦めたものをもっている伊藤くん。
AtoEがそれぞれ伊藤くんという壁をどう超えていくか。
おすすめです。
映画 『ザ・フューチャー』
あけましておめでとうございます。去年は環境が変わってここ3か月くらいで色々と思うところが多くなりました。
基本的にくよくよと先ばかり考えてしまうので、
少しでも自分が良い方向へ向かえるよう努力する年にしたいです。
ブログも見たものとか見たいものとかちまちまとアップしてきます。
今年は勉強中の画像ソフトでイラストも入れたいところです。。。よろしくお願いします
さてさて、さっそく2月に気になるイベントが。
アート・ミーツ・シネマ vol.2
ミランダ・ジュライの『ザ・フューチャー』が水戸芸術館で上映されるとのこと!
アフタートークでは林央子・ホンマタカシが登場。
展覧会と映画の内容が繋がっていくのでしょうか?
『拡張するファッション』展に合わせての企画。楽しみです。
最近、映画(出版)×展覧会×トークイベントという形式が増えた気がします。
アートを身近に感じることができるし、アプローチする視点が増えて面白い。
もっと、地方にもこういうイベントが増えたら嬉しいな。
モラトリアムたま子とか恋の渦とか茨城に来てくれないかな。

ミランダ・ジュライ
[profile]
1974年米国カリフォルニア州バークリー生まれ。ロサンゼルス在住。脚本、監督、主演を担当した最初の長編映画『君とボクの虹色の世界』(2005)で、サンダンス映画祭審査員特別賞、カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を含む4部門を受賞。他にも音楽、出版、コンテンポラリーアート等他分野において活躍。横浜トリエンナーレ(2008)「廊下」
本『いちばんここに似合う人』
映画『ザ・フューチャー|予告編』
■アート・ミーツ・シネマ vol.2
日時 2014年2月23日(日) 15:10~
場所 水戸芸術館
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