北関東の片田舎から東京へ再上京 本・映画・アート・陶芸諸々・・・

映画 『プロミストランド』 感想 @新宿武蔵野館

0 件のコメント



久々の更新。



さて、ちょうど先週ガス・ヴァンサント監督『プロミストランド』が上映開始したので、観てきました。


テーマが、アメリカで直面している「シェールガス」をめぐる社会問題。とまあ硬い。

難しそうなテーマなだけに?眼鏡率+中高年の方々が多かった。。(笑)


とっつきにくさはあるけれど、実際は、脚本がすごく作り込まれていて、
人間模様を通してこの問題の明暗を表現している。

内容としては、ある田舎町にエネルギー開発会社の営業としてマット・デイモン演ずる主人公が採掘権を交渉しにやってくる。
簡単に契約を結べるかと思いきや、、環境団体の青年、地元の博識者、等々壁が立ちはだかる・・・という話。


この映画のすごいところは、絶妙なバランスでそれぞれの立場の良い所と悪い所を抽出し、観客に「あなただったらどうする?」と問いかけてくる事だ。

それぞれの人間に守るものがある。事情を抱えている。そして生きていくためには
何を決断するか。どう行動するか。


前述したように、社会問題がテーマに挙げられてはいるけれども、
それに加えて、人生の中で大事なものは何なのか、考えさせられる映画でもあった。

お金、信条、家族、伝統、自然



結局他人(会社)に人生を預けてはいけないということです。


0 件のコメント :

コメントを投稿