リバーサイドモーテル

北関東の片田舎から東京へ再上京 本・映画・アート・陶芸諸々・・・

28歳、転職、再上京

久しくブログを休み。。。このまま記録を残そうと思っていただけだしやめてしまおうと思ってましたが、取り敢えず何か書きたいなあと思い、再開です。 チェゲバラも28歳の時に大きな転機を迎えていたわけで。 キューバの英雄と比べるなって話ですよね。うん。 約5カ月間の間に大きな決断と環境の変化がありました。 まず、9月で実家で働いていた職場を退職する事は決まっていたことでした。 ここて私には選択肢が2つ。 1つめは、このまま実家暮らしでぬくぬくと別な仕事に就く。 2つめは、また東京に再上京し、新しい仕事に就く。 2年前は東京の出版業界で出版不況にあお...

水戸 純喫茶『トロピカル』の昼下がり

もう7月も後半に差し掛かってしまいました。暑い。 ここ一カ月で甥っ子ができたり、祖母が亡くなってしまったりと、 なんとなく人の生死について考えるような機会がありました。 生まれたばかりの甥っ子の顔を見ていると可愛らしくて、子供苦手な自分の中にも母性というものがあったのかと不思議な気持ちです。 さて、やっと落ち着いてきたので以前から気になっていたレトロな喫茶店その名も『トロピカル』でランチをしてきました。 店内はジャズが流れていて、本棚にはあずみ、島耕作などの漫画もあり。。。 これがまさに純喫茶だと確信しました。 そして写真上は王道ナポリタン下はたらこスパ。 私はこのたらこスパを気に入ってしまい、また食べに行きたくなる味でした。 付け合わせのレモンをかけるとおいしくなるのはなんでだろう。 そして何よりメニューの中で異彩を放つ。。。『ワカメスパゲティ』。 次回こそチャレンジしたい一品です。 ◇■店舗情報■◇ トロピカル 〒310-0021...

笠間の家 ―伊東豊雄の建築、里中英人のアトリエ―

先週、笠間の家に遊びに行ってきました。 元々陶芸家里中英人氏のアトリエとして設計されて 現在は、ギャラリー兼カフェ兼レンタルスペースのような使い方をしているみたいです。 室内は天井が高く、自然光が差し込むゆったりした空間。 せっかくなのでコーヒーとシフォンケーキをいただきました。 (天気が良い日はサンドイッチがあれば最高だなあ) 私以外に誰もいなかったのでついのんびり過ごしてしまった。。。 BGMが蓮沼執太、ノラジョーンズと選曲が自分好みすぎて、ふつうに音楽聞きに行きたい。 次は小説片...

企画展 『ベン・シャーン展』@茨城県近代美術館 

『ベン・シャーン展』 行ってきました。 この展示を見るまでまったくもって知らなかった画家。 20世紀における貧困や人種差別など、理不尽な社会の中でひたむきに生きる人々をテーマに扱った作品が多い。 特に印象に残ったのは『ラッキードラゴン』シリーズ。第五福竜丸事件(1954年にビキニ環礁でアメリカ軍が行った水爆実験。通りかかった第五福竜丸が被ばくした)によって亡くなった船長の生前の様子から、亡くなった後の妻の姿、墓石。 その一連のドローイングは鑑賞する者の頭の中でその悲しみや怒りを補完させるには十分である。 ベン・シャーン...

映画 『駆け込み女と駆け出し男』 べったべっただんだん

『駆け込み女と駆け出し男』 時は天保。 縁切寺である鎌倉の東慶寺に離縁を求めて駆け込む女たち。 御用宿に身を寄せ、聞き取りを任された見習い医者で戯作者を夢見る主人公、信次郎。 駆け込むワケあり女たちの想いや覚悟を受け止めながら、救っていく― さっそく公開翌日に観に行ってきました。 今回は全然前評判とか見ずに、井上ひさし原作の『東慶寺花だより』でピンときて、 「これは面白い映画の匂いだ・・・!」と。 約140分と長編ですが、いやいや観終わった後のなんとも気持ちの良い終わり方。 ...

飾りたい器

GWに笠間の陶まつりに行って購入してきました。 年々規模が大きくなってきているのは気のせいだろうか。。。 県外の人たちがほとんどな気もする。 確かに食べ物もお酒も沢山あってフェス感満載。私はもくもくと朴葉ピザを食べながら 速足で目当ての作家さんをぐるり。 結局買ったのは目当ての作家さんではなく、若手作家の長屋彩子さんの作品。 小さな草花を活けられる花器や、主張しすぎない素朴な色合いの器が特徴的でした。 陶まつりならではのお値段で購入。 下の一輪挿しは少し銅っぽい感じで一目ぼれしてしまったも...

映画 『ONCE ダブリンの街角で』

  4月ももう最終日になってしまった。 先月から私事で色々と変化が起こり、人生とはほんとに予測のつかないことの連続なんだなと実感した次第です。 28歳。思いっきり失恋しました。 恋愛体質ではない自分が、初めて自分の気持ちに正直になって行動した。 駆け引きなんてできないし、しようとも思えなかった。 恋人だった期間は短かったけれども、ちゃんと自分なりに向き合って、 お互いの自由を尊重して別れたので不思議と後悔はない。泣いたけど。 ただ、自分を出せない恋愛はやはり苦しいものなのだ。 こういう時、哲学者の言葉をひっぱりだして言い聞かせる。 ―では、どうしたらいいのか? 自分しだいでなんとかなるものには、 しっかりと向き合うことだ。 そしてそれ以外のものは、ただ、あるがままを受け入れるのだ。 (エピクテトス)    さて、失恋の時は第六感が働くよう。 連休前にTSUTAYAを物色していたら何だか気になって借りたDVD。 『ONCE...