映画 『駆け込み女と駆け出し男』 べったべっただんだん
時は天保。
縁切寺である鎌倉の東慶寺に離縁を求めて駆け込む女たち。
御用宿に身を寄せ、聞き取りを任された見習い医者で戯作者を夢見る主人公、信次郎。
駆け込むワケあり女たちの想いや覚悟を受け止めながら、救っていく―
さっそく公開翌日に観に行ってきました。
今回は全然前評判とか見ずに、井上ひさし原作の『東慶寺花だより』でピンときて、
「これは面白い映画の匂いだ・・・!」と。
約140分と長編ですが、いやいや観終わった後のなんとも気持ちの良い終わり方。
江戸言葉の独特な言い回しや表現がやや難しくて聞き取れない部分がありつつも、
日本語の美しさを改めて感じました。
時代物って観る機会はほとんどないけれど、この映画は雰囲気が少し現代劇も混ざっている感じでとっつきやすい
大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかりから樹木希林、山崎努・・・キャスティングが絶妙でした。
見所は東慶寺の美しい風景と、大泉洋と戸田恵梨香の序盤のやりとり。
顔に火ぶくれを負ったじょご(戸田恵梨香)に信次郎(大泉洋)が
「これだけの傷を負うという事は、あなたは我慢強い」というシーン。
このシーンで大体の女性は大泉洋信次郎に胸キュンしてしまうと予想されますので
要注目してください。
『素敵』とは、素晴らしくて適わないことをいうそうで。
フフッと笑えてじんわり泣ける素敵な映画です。
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