リバーサイドモーテル

北関東の片田舎から東京へ再上京 本・映画・アート・陶芸諸々・・・

青空クラフト市へ行ってきました。


4月とは思えない肌寒さの中、ふらふらと立ち寄ってきました。

11時だとまだ準備中のお店もあって全ては見れなかったけど、

木工ピアスをゲット。

お店の名前を忘れてしまったけど、珍しいのと形がきれいでひとめぼれ。

SWEET JOKERS CAFEのワゴンが出てたので、カフェラテを飲みながらホットドッグを食す。

ものつくりしてる人はきらきらしてて
自分も頑張らなければという気にさせられる。
明日まで開催しているのでぜひ足を運んでみてはいかがでしょう?



本 『嵐のピクニック』 @文芸フェス





文芸フェスが3月の頭に開催されて早2週間。。。

今更感満載ですが、3月1日(土)に実施された『短編小説で学ぶ失恋入門』というトークイベントに参加してきました。

プログラムは分けられ、一幕は小野正嗣×本谷有希子×エトガル・ケレット。
二幕は都甲幸治×江國香織×ジュノ・デュアス。

全体としては二幕の方が盛り上がりがあって楽しかった。
都甲さんの仕切りが軽快でジュノさんの翻訳を担当されているからか
二人の間には関係の良さがうかがえた。


さて、私が今回イベントに参加した最大の目的は本谷有希子さんで。
ファンになったきっかけというのも、京都のガケ書房で『イママン』という本谷さんのラジオを収録した本を手に取って、あ、このひと面白いなあと思って小説に向かっていったのである。

檀上では短編小説の創作について「手放していく作業」「自由になっていくこと」という
話をしていて、この後嵐のピクニックを読んだら言っていることが少しだけ理解できた気がする。

今までの作品は一人の人間に対して内に内に潜って行ってぐちゃぐちゃにかき乱すようなイメージだったけど、今回の嵐のピクニックはどこか日常社会にコミットしている、色んな感触が味わえる作品ばかりだ。

文芸フェスでは、作中から「哀しみのウェイトトレーニー」の朗読を本人の声で聴くことができました。

本谷さんはどこか甘やかで耳に残る独特な声で
最後が「可愛いヨークシャテリア。」で終わるんですが、それがずっと残っていて
また朗読聞きたいなあと思うくらい良かったです。


サインと握手までしてもらい、
なんだか贅沢な時間を過ごしました。

『哀しみのウェイトトレーニー』、続きがあったら読みたいなあ。。
短編だけど。




森アーツセンターギャラリー『テート美術館の至宝 ラファエル前派展』



森アーツセンターギャラリー『ラファエル前派展』


先週に引き続き雪。雪。雪。

茨城では昨夜から暴風雨で木がしなっている。
今日は家で大人しくゴロゴロ。

さて、先週は『ラファエル前派展』に行ってきました。
雪の中の六本木は人も疎らで、ゆっくり鑑賞。

ラファエル前派は、  
19世紀中頃に活躍したダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ホルマン・ハント、ジョン・エヴァレット・ミレイという3人の画家が中心となって結成されたグループ。

ミーハーな私はミレイのオフィーリアしか知らなかったけれど、(恥ずかしいですが)
他の作品を知らなくても寓話や聖書が元になった作品ばかりなので
絵を見ながらストーリーを感じることができて楽しむことができた。

ちょっとお堅い展示かな~という印象を持っている方も、心配なかれ。

画家同士の人間関係や、モデルとなった女性たちとの恋愛関係まで詳しく解説されているブースがあり、ここからこの作品がうまれたのかとより親近感が湧く構成となっている。

 
そして、肝心のオフィーリアはというと、本で見たものより大きく、発色が綺麗で吸引力がありました。

ずっとずーっとみていたくなる。

なんといっても絶望からか生を諦めたような表情。
何か故郷の歌でも謳っているような口元。
自然の生き生きとした表現がオフィーリアの不気味な美しさを際立たせている。


ほかに惹きこまれたのは、順路の最後の方で現れるロセッティの妻シダルをモデルにした『ベアタ・ベアトリクス』。

1863年『ベアタ・ベアトリクス』


手の近くに落ちているのは芥子の花。
全体的にぼんやりと霞んでいて「死」を彷彿とさせる。

この絵を描いた時、シダルはこの世を去った後。
ロセッティは何を想って描いたのか。



■会期 2014年1月25日(土)~4月6日(日)※会期中無休
■場所 森アーツセンターギャラリー
■会館時間 10:00~20:00 
※2月の火曜日は17:00まで
※入館は閉館30分前まで

本:柚木麻子 『伊藤くんAtoE』 伊藤くんのようなぼんやりとした野心家





『伊藤くんAtoE』去年直木賞候補の作品。

柚木さんといえば「ランチのアッコちゃん」というイメージですが。

いやいや侮れない『伊藤くん~』は初め装丁が好きで読み始めたら、
この熱をもった世界にどっぷり浸かってしまった。

伊藤くんは細身で色白な今時のイケメン。
マッキントッシュのトレンチコートという表現でピンときた。

千葉の金持ちの息子で、シナリオライターの夢を目指しながら
親戚の予備校でアルバイト。

(私の中でZOZOTOWNの住人にいそうな伊藤と仮定する。)

そんな、ふわふわと夢見がちな彼に5人の女性(AtoE)が巻き込まれ、翻弄され
物語は進んでいく。

GINGERという女性誌の連載されていたのもあって
女性のほうが共感する部分も多いと思う。

でも、男性が読んでもとても面白く読める作品だ。

目にする機会が多くなったのは社会人になってからだろうか。

批評だけは立派だけど終始傍観者。
セミナーや、ワークショップに参加して人脈を確保している(と思い込んでいる)人。


私もですが。あ、これ私の話?くらい伊藤側の人間だけれど。

でも、だいぶ前に安全な場所で人を評価したり選別したりするロクでもない自分に気づいてしまった。

自分を客観視できていると思い込んでいたけど、あやふやな思考で考えたフリをしていただけ。

この物語に出てくる女性はどこかで伊藤くんに惹かれている。
自分たちが持ってないものや、諦めたものをもっている伊藤くん。


AtoEがそれぞれ伊藤くんという壁をどう超えていくか。

おすすめです。






映画 『ザ・フューチャー』

 あけましておめでとうございます。

去年は環境が変わってここ3か月くらいで色々と思うところが多くなりました。

基本的にくよくよと先ばかり考えてしまうので、
少しでも自分が良い方向へ向かえるよう努力する年にしたいです。


ブログも見たものとか見たいものとかちまちまとアップしてきます。
今年は勉強中の画像ソフトでイラストも入れたいところです。。。よろしくお願いします

 さてさて、さっそく2月に気になるイベントが。

アート・ミーツ・シネマ vol.2

ミランダ・ジュライの『ザ・フューチャー』が水戸芸術館で上映されるとのこと!
アフタートークでは林央子・ホンマタカシが登場。

展覧会と映画の内容が繋がっていくのでしょうか?
『拡張するファッション』展に合わせての企画。楽しみです。

 
 最近、映画(出版)×展覧会×トークイベントという形式が増えた気がします。

アートを身近に感じることができるし、アプローチする視点が増えて面白い。

もっと、地方にもこういうイベントが増えたら嬉しいな。

モラトリアムたま子とか恋の渦とか茨城に来てくれないかな。





ミランダ・ジュライ

[profile]
1974年米国カリフォルニア州バークリー生まれ。ロサンゼルス在住。脚本、監督、主演を担当した最初の長編映画『君とボクの虹色の世界』(2005)で、サンダンス映画祭審査員特別賞、カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を含む4部門を受賞。他にも音楽、出版、コンテンポラリーアート等他分野において活躍。横浜トリエンナーレ(2008)「廊下」


いちばんここに似合う人




映画『ザ・フューチャー|予告編』



アート・ミーツ・シネマ vol.2


日時  2014年2月23日(日) 15:10~

場所  水戸芸術館   







水戸芸術館 『ダレン・アーモンド―追考―』



水戸芸術館 『ダレン・アーモンド―追考―』


に行ってきた。

水戸芸術館は国内外、ジャンルにとらわれず、独特な展示をしている美術館だと思う。
今回も期待を裏切らず、入ってすぐ驚きがあった。


暗闇。


暗闇の中に映し出される映像。

一瞬自分がどこにいるのか分からなくなる感覚。


普段の生活で暗闇の中で歩くことなんてなくなってきた。

都会の方に住んでいるとなおさらだ。


暗闇の中から映し出される映像を眺めていると、
「時空」という概念を形にしたらこんな感じになるのだろうかと思う。

しずかな興奮を覚える。


迷路のように展示室を抜けていくと、比叡山のインスタレーションがあった。

釘付けになってしまったというか、動けなくなってしまった。

暗闇の中で映し出される映像は結構怖いものである。
修験道を迷いなく歩いていく僧とともに追いかけていく気持ちになる。

観ている間、入ってすぐ出て行ってしまう人も何人かいた。
でも、ずーっと見続けている人も。


怖い、とかではなくなっていて、精神世界に入っていく感覚。
何もない、『無』。私たちが見たことがない世界。

つい芸術作品に意味を求めてしまうことが多い。
頭で考えて正解を求めがちだ。


そんなの振り払って五感を通して作品を感じることができる。

またあの場所へ行きたくなる展示だった。

■2013年11月16日[土]~2014年2月2日[日]


東京写真美術館 『植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ』









東京写真美術館 『植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ』

先週、アート好きの後輩を連れて観に行ってきた。
植田正治と聞くと必ず行ってしまう。それほどに彼の写真は魅力的である。


植田正治は「生涯アマチュア」を貫き、自由な作品を生み出してきた。

それは、アンリも同様である。


今回初めてアンリの作品を観たが、日常の喜びに溢れた作品が多いことが見て取れる。
純粋に自分が好きな人たちを傍観するわけではなく、とても近い位置でありのままの姿を表現している。

観ている私たちもその人間関係の輪に入ったかのごとく錯覚を覚える。


 それとは反対に、植田正治は私たちにその介入を許さない。

彼の作品は、たちまち自らの愛する家族まで作品のモチーフとしてとらえてしまう。

被写体がまるで「そこ」になければ「不自然」であるかのようだ。

珍しくカラーの作品も展示されているので、
ファンの方でもまだ観たことがない作品と出会えるかもしれない。

余談。
アンリの写真を見ていたらどうしても「紅の豚」を連想してしまう。
観ている間ずっと頭の中を加藤登紀子が流れていた。


誰かにこの共感を分かってほしかったので、後輩に意見を求めたが、
彼女はアンリの妻と愛人の写真が分からないと別な事を考えていた。





  • 会 期: 2013年11月23日  ~ 2014年1月26日マデ