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本 赤坂真理 『ヴァイブレータ』新装版

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2月。とうとうなりたくなかった28歳になってしまった。。。


日経WOMAN等の雑誌を読みながら、28歳の貯金額が500万超えていたり、朝起きたらバナナアボガドスムージーを飲み、ランチはテラス席でガレット・・・という素敵女子を空想してたけど全然そんな現実は起こり得ることはなく。

小さな変化を積み重ねていくことしかないんだなと自覚した次第です。







さて、先日久しぶりに代官山蔦屋書店に行ってきました。

相変わらず賑わっていて、珍しい本が沢山あって文化基地として機能している。

初め探していた本が見当たらなくてうろうろしていたら。この本が目についた。

ずっと前に映画を見て凄く感動して原作読もうとおもったら絶版で。

なんて運命的なんだ。

いつの間にか新装版出てたなんて、本屋行かなかったら気づかなかった。


原作読んだら、映画は細かな部分まで忠実に描かれていたんだと驚いた。


でもやっぱりこの小説は『言葉』の力がつよい。人の野生とか本能をくすぐる。

一番好きなシーンは映画も小説も変わらないのだけれど、ホテルで主人公をお風呂にいれてあげるシーン。

 
 この人が優しいのは感情でなくて本能だよ感情がなくても優しくする、柔らかいものには優しくさわる

 それから何度も沈むことを試みた。岡部は何度もあたしを引き上げ、首を横に振った。あたしは目を伏せ見ないようにする。
沈めて。


この文章と映画で見た映像が交わって泣きそうになる。

女性が普遍的に求めているものは岡部に投影されている気がしてならない。

映画もお勧めです。








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